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第137回銀行業務検定試験「金融経済3級」合格基準点引下げのお知らせ2017.07.06
受験者の皆様へ
本年6月4日(日)に実施いたしました「金融経済3級」試験におきまして、事務局が想定していた結果と大きく乖離する低い成績となりました。
このため、試験委員会にて協議・検討しました結果、本試験は、合格基準点を60点から50点に引き下げることといたしました。この措置による合格率は46.23%です。
試験問題の作成にあたりましては、出題レベルの一定水準の維持に努めているところですが、今回このような措置をとることとなりましたことを深くお詫び申し上げます。
なお、今回の合格基準点50点につきましては、「成績通知書」においてその旨明示いたしております。
このような結果となった理由といたしまして、正解率30%以下の問題が14問あり、そのうち特に想定以上に正解率が低くなった問題が5問(問-5・16・22・23・42)あったことがあげられます。結果として、高得点を獲得しにくい内容構成となりました(平均点47.38点、最高得点84点)。各問題の正解率が低くなった主な要因は、以下のとおりです。
① 過去に出題されていたテーマであるが、選択肢により掘り下げた内容を問う記載が含まれていたこと
〔問-15〕「マネーストック統計」、〔問-16〕「オプション取引」、
〔問-18〕「新BIS規制と銀行のリスク管理」、〔問-22〕「わが国の対外投資」、
〔問-43〕「地域貿易協定」、〔問-46〕「基礎的財政収支」
② 過去に出題されていたテーマであるが、新しい情報を記載した選択肢が含まれていたこと
〔問-5〕「わが国の公社債市場」、〔問-6〕「わが国の株式市場」、
〔問-7〕「商品市場の動向」、〔問-8〕「デリバティブ取引」、〔問-23〕「米国市場」、
〔問-32〕「景気動向指数」、〔問-42〕「アジア経済」
③ 新規のテーマであったこと
〔問-48〕「税制改正」
今後は、上記出題において難度が高くなった要因を再分析し、検証を重ね、実務の場に役立つ金融経済知識の習得を適正に測る問題づくりにつとめてまいります。
受験者の皆様には多大なご迷惑をおかけいたしました。重ねてお詫び申し上げます。上記措置につき、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。